1級建築士事務所 もくもくSTUDIO

対談 talk

建て主に聞くもくもくstudio石井啓介 家づくりを楽しむーライフスタイルを大事にした住まい / N夫妻 新しい事業に挑戦する地域をひらくショップづくり/ 港南台タウンカフェ (株)イータウン 斉藤保氏
対談

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N妻:

おじいさんもまあ、呆れてか、嬉しいかそれは、わからないけど。何で、自分の仕事をこんなに見てるんだろうって、いう感じで。ヘンしてるといえば、私たちもヘンしてるかも知れない。(笑)
(工期短縮最優先を要求されるいまどき、職人さんの仕事の時間の流れがすきだったんですね)

N妻:

大工さんの墨のツボ、そして、糸出してぴーんと張ったりする、その手際をみているだけで、しあわせなの。(笑)(それってありますよね)カンナってどうして、こんなにきれいに削れるんだろうって。本当に棟梁がノミをもって、ポンとするとしまったりするのを見てるだけで、恋してしまうじゃないけど、ホントに、あこがれたりとか。

N夫:

ま、だから、とにかく、建て主としては、「早く、安く」っていうのは、「望み」では、ありますよ。「望み」では、あるけれども、「絶対的な望みではない」わけですよね。やっぱり、「絶対的なのぞみは、自分たちの思い通りの家になるかどうか」というのが「絶対的な望みで」あって、それにプラス、「早く、安く」っていうのがのってこれれば、それは、決して、排除すべきことでは、ないけれども。

N妻:

「望み」と「願い」なのかな?「願い」は、やっぱり、自分たちのこだわりのあるもの、自分たちのものをつくりたい。

だから、家づくりを「丸投げ」する人の気持ちはちょっと、わからない。

石井:

動機とか目的とかが違うんだよね。基本的に、そういう場合は。ボクは、そういうのは動機が不純というんだけど。(笑)目的が違うから、つくられ方が違うし、建物がかわいそうだと思うのよね。労力も、時間も。モノが投入されていくわけだから。

斉藤:

これだけ豊かになったのに、住宅なんかは、ほんとに使い捨て住宅のようなものばっかりで、ちゃんと残そうというのは、ほんの一握りですものね。

きょうは、楽しいお話しをありがとうございました。

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